フォレージ(馬の飼料)とは、馬が本来食べるべき草や乾草などの植物性飼料のことです。つまり、馬の食事の基本はフォレージだと私は断言します。なぜなら、馬の消化器官は一日中草を食べ続けるようにできていて、胃酸を中和するためにフォレージと唾液が不可欠だから。例えば、フォレージを与えずにいると胃潰瘍のリスクが高まるんです。今回は、そんなフォレージの種類や選び方、具体的な量の目安まで、私の経験も交えて詳しく解説します。あなたの愛馬にぴったりのフォレージが見つかるはずですよ。
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- 1、馬の飼料(フォレージ)とは?
- 2、5つのフォレージタイプを詳しく解説
- 3、フォレージの栄養価を徹底比較!
- 4、馬にとって最適なフォレージはどれ?
- 5、フォレージの保存と取り扱いのコツ
- 6、自分の馬に合ったフォレージの選び方
- 7、馬の飼料(フォレージ)とは?
- 8、5つのフォレージタイプを詳しく解説
- 9、フォレージの栄養価を徹底比較!
- 10、馬にとって最適なフォレージはどれ?
- 11、フォレージの保存と取り扱いのコツ
- 12、自分の馬に合ったフォレージの選び方
- 13、FAQs
馬の飼料(フォレージ)とは?
フォレージがなぜ大切なのか?
皆さん、愛馬に何を食べさせていますか?僕は最初、つい濃厚飼料ばかりに目が行きがちだったけど、ある獣医さんに「フォレージこそ食事の基本だよ」って言われてハッとしたんだ。フォレージって要するに草とか乾草とか、馬が本来食べるべき植物のこと。これがエネルギーの源であり、タンパク質やミネラル、ビタミン、そして食物繊維をたっぷり含んでいるんだよね。
馬の消化器官って、もともと一日中ずっと草を食べ続けるようにできている。胃の中では胃酸が絶えず分泌されているんだけど、この酸を中和するのにフォレージと唾液がすごく大事。フォレージをかむことで唾液が出て、胃酸のダメージから胃壁を守ってくれる。もしフォレージを長時間与えずにいると、胃酸が胃を傷つけて潰瘍の原因になることもあるんだ。だからこそ、僕たち人間もそうだけど馬には可能な限りいつでもフォレージを食べられる環境を整えてあげたい。例えば放牧地に出してあげるか、こまめに乾草を補充する。これって馬のストレス軽減にもつながるし、健康維持のカギなんだよね。ちなみに、うちの馬は放牧に出るともう夢中で草をはむはむ。見てるとこっちまで幸せな気分になるよ。
1日に必要なフォレージの量
じゃあ、具体的にどれくらいあげればいいの?体重の1~2%が目安って言われている。例えば体重450キロの馬なら、1日4.5~9キロのフォレージが必要って計算になる。これを守らないと栄養不足になったり、逆に太りすぎたりするから注意したい。
この数字はあくまでベースライン。運動量や年齢、健康状態によって変わってくる。例えば激しい競技をしている馬はもっとカロリーが必要になるし、逆にほとんど運動しないのんびり屋さんは少なめでOK。でもね、馬の消化のことを考えると、最低でも体重の1%は絶対に確保してほしい。僕の知り合いの牧場では、放牧が不十分な冬場に乾草をしっかり与えていなかったら、馬が痩せてしまって大変だった。そこから学んで、今では常にフォレージを切らさないようにしている。ちなみに、フォレージの量を測るのにキッチンスケールを使うと正確だよ。最初は面倒だけど、慣れると簡単だからぜひ試してみて。
5つのフォレージタイプを詳しく解説
Photos provided by pixabay
放牧(パスチャー)
放牧は馬にとって最も自然な食べ方。牧草地で好きなだけ草を食べられるのが理想的。健康的な牧草地なら、多くの馬に十分な栄養を供給できる。夏場は特に栄養価が高いから、放牧だけで済ませる人もいるよね。
でも、ただ放せばいいってもんじゃない。牧草地の管理が悪いと、栄養が少ないばかりか寄生虫が繁殖しやすくなる。それに、新鮮な草は糖質とでんぷんが多くて、太りやすい馬や蹄葉炎(ていようえん)のリスクがある馬には要注意。例えばクッシング病の馬には糖質の高い放牧は危険だから、制限が必要。僕の友達は放牧時間を1日2時間に制限して、残りは乾草を与えているよ。牧草の種類も重要で、イネ科主体の牧草地なら比較的安全だけど、クローバーが混ざっているとタンパク質が高くなる。自分の馬の状態を見ながら調整しよう。それと、放牧地には毒草が生えていないか定期的にチェックするのも忘れずに。もし不安なら、牧草の成分分析を依頼するのも手だ。
乾草(ヘイ)
乾草は一番ポピュラーなフォレージで、イネ科乾草とマメ科乾草に分かれる。イネ科(チモシーやオーチャードグラスなど)はカロリーが低めで、馬の主食としてそのまま使える。マメ科(アルファルファやクローバー)はタンパク質とカロリーが高いから、運動量の多い馬におすすめ。
イネ科乾草は、新鮮な牧草に含まれるビタミンやオメガ3脂肪酸が少ないのが欠点。でもその分、糖質が低いから太りやすい馬や代謝異常の馬にはぴったり。逆にアルファルファはカルシウムが多いから、成長期の若馬にはいいけど、老馬で腎臓が弱い場合は注意が必要。うちの馬は両方をブレンドしてあげているよ。まずベースにイネ科をたっぷり、プラスでアルファルファを少量。そうするとバランスが取れて、馬も喜んでいるみたい。乾草を選ぶときは、色が緑でいい香りがするもの、カビやほこりの少ないものが良質。においをかいでみて、かび臭いのは絶対に避けてね。栄養価はロットごとに違うから、できれば分析してもらうと安心だ。
キューブ
乾草を乾燥させて、細かく刻んで圧縮したのがキューブ。馬にあげるときは水でふやかして柔らかくする。アルファルファやチモシー、そのミックスタイプがあるよ。栄養価が一定で、計量もしやすいのがメリット。
キューブの最大の魅力はほこりが少ないこと。だから喘息みたいな呼吸器疾患のある馬には本当におすすめ。僕の知り合いの馬は重度のアレルギーがあって、普通の乾草だとせきが止まらなかったけど、キューブに変えたらすごく調子が良くなった。ただし欠点もあって、馬が早食いしがちってこと。早く食べ終わると、消化管が空っぽの時間ができてしまって、胃酸の問題が起きやすくなる。そこで、キューブだけにするのではなく、少量の長い乾草を一緒に与えるといい。そうすると食べる時間が延びて、馬も退屈しない。値段は普通の乾草より高いけど、品質の安定性を考えれば納得できる人も多いはず。
Photos provided by pixabay
放牧(パスチャー)
ペレットは乾草を粉砕して圧縮したもの。形はキューブより小さくて、粒状。チモシーかアルファルファが多いけど、ほかの牧草のブレンドもある。ラベルをよく読んでほしいのが、糖蜜(モラセス)が添加されている場合があるから。糖質を増やしたくない馬には要注意だよ。
ペレットのメリットはキューブと似ているけど、さらに細かいからふやかしやすく、高齢で歯の悪い馬にも食べやすい。でもやっぱり早食いになりがちだし、栄養が偏る可能性もある。特にアルファルファペレットはカロリーが高いから、太りすぎの馬に与えるときは量を調節してね。僕はペレットをトッピング的に使うことが多い。乾草の上に少し振りかけて食いつきを良くしたり、サプリメントを混ぜ込んだり。面白いのは、ペレットの種類によってはプロバイオティクスが入っているものもある。そこまでこだわるなら、メーカーに直接問い合わせて成分を確認するのも手だよ。
ヘイレージ
ヘイレージは水分の多い乾草を密閉して発酵させたもの。日本ではまだ馴染みが薄いけど、ヨーロッパでは普通に使われている。タンパク質や炭水化物、ミネラルの保持率が高いのが特徴。特に水分が多いので呼吸器に優しい。
ただし、取り扱いには要注意。密閉が不十分だとボツリヌス菌が繁殖するリスクがある。これはかなり危険で、一頭かかると致命的になることも。だからヘイレージを使うなら信頼できる業者から買って、開封後は早めに使い切る。僕の経験上、ヘイレージは夏場の湿度が高い時期に乾草がカビやすい問題を解決してくれる。でも値段が高いし、保存場所も必要。もし試してみたいなら、まずは少量から始めて、馬の反応を見ながら量を増やすのが安全。獣医さんに相談してから決めるのがおすすめだ。
フォレージの栄養価を徹底比較!
各フォレージの栄養成分表
フォレージの種類によって栄養価は全然違う。ここでざっくりした比較表を見てみよう。数字はあくまで目安で、実際の牧草は生育条件で変わるから注意してね。
| フォレージの種類 | 粗タンパク質(%) | 可消化エネルギー(Mcal/kg) | カルシウム(%) | 糖質(%) |
|---|---|---|---|---|
| イネ科乾草(チモシー) | 8~12 | 1.8~2.2 | 0.3~0.5 | 10~15 |
| アルファルファ乾草 | 15~20 | 2.2~2.6 | 1.2~1.5 | 8~12 |
| 放牧草(春) | 12~18 | 2.0~2.4 | 0.4~0.6 | 15~20(糖質高め) |
| アルファルファキューブ | 15~20 | 2.2~2.5 | 1.3~1.6 | 8~12 |
| チモシーペレット | 8~12 | 1.8~2.2 | 0.3~0.5 | 10~15 |
| ヘイレージ | 10~16 | 2.0~2.4 | 0.5~0.8 | 6~10(発酵で低め) |
この表、僕が参考にしているのはNRC(米国科学アカデミー)の馬の栄養要求量と、いくつかの大学の研究データだよ。例えばイネ科乾草のタンパク質は8~12%と言われているんだけど、実際に買った乾草を分析したら9.5%だったこともある。だから目安として捉えて、自分の馬に合わせて調整しよう。特に注目してほしいのが糖質の値。放牧草の糖質が20%近くになることもあって、これが蹄葉炎のリスクを高める。一方ヘイレージは発酵過程で糖が分解されるから比較的低糖質。ただ、カルシウムはアルファルファが圧倒的に高いから、成長期の馬にはいいけど、老馬の腎臓に負担をかけないように注意が必要だ。それと、同じアルファルファでも乾草とキューブで栄養が違うってわけじゃないけど、加工の過程で損失があるものもある。だからメーカーによってはビタミンを添加している商品もあるんだよね。表を参考に、自分の馬の状態に合ったフォレージを選んでみて。
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放牧(パスチャー)
「うちの馬は元気いっぱいだから、糖質の多い牧草でも大丈夫でしょ?」—いやいや、そんなことないんだ。実は糖質とでんぷんの多すぎるフォレージは、すべての馬にとってリスクがある。特に太りやすい馬や、内分泌系の病気を持つ馬は要注意。
糖質の摂りすぎが引き起こす問題として、インスリン抵抗性や蹄葉炎がよく知られている。例えばクッシング病の馬は、糖質代謝がうまくいかなくて、ちょっとした糖質の増加で蹄葉炎を発症する危険がある。僕の友達の馬もそれで苦しんだ。春の牧草が一番危ないから、放牧時間を短くして、代わりに低糖質のチモシー乾草をたっぷり与えるようにしたら、状態が改善した。また、でんぷんの消化は小腸で行われるけど、一度に大量に摂ると小腸で処理しきれず、大腸に流れて発酵してしまい、疝痛(腹痛)の原因になることも。だから、フォレージだけじゃなく、配合飼料も含めて全体のでんぷん量をコントロールしてほしい。一般的に、一回の食事でのでんぷんは体重1キロあたり1グラム以下が安全と言われている。計算が面倒なら、低糖質・低でんぷんのフォレージを選ぶのが手っ取り早い。例えばチモシー乾草やヘイレージは比較的安全。逆にアルファルファや放牧草の糖質は高めだから、与える量を調整しよう。
馬にとって最適なフォレージはどれ?
年齢ごとのおすすめ
子馬と老馬では必要な栄養が違うよね。生後2年くらいまでの若い馬は骨や筋肉を作るのにタンパク質とカルシウムが重要。だからアルファルファのようなマメ科乾草を中心に与えるといい。
例えば、離乳後の子馬には、アルファルファ乾草を少しずつ慣らしながら与える。成長が早い時期なので、タンパク質16%以上のフォレージが理想だ。一方、老馬は歯の状態や代謝が落ちていることが多い。僕の老馬はもう15歳で、噛む力が弱ってきたから、細かくカットしたアルファルファキューブをふやかしてあげている。普通の乾草だと食べるのに時間がかかりすぎて、エネルギー消費が大きくなるからね。でも老馬が太りやすい場合は、逆にカロリーを抑えたイネ科乾草がおすすめ。年齢だけでなく、体型スコア(BCS)も大事な指標。獣医さんに定期的に見てもらって、適切なフォレージを選んでほしい。冗談みたいだけど、うちの馬は若い頃は太り気味だったのに、老境に入ってから逆に痩せてきて、フォレージの種類を何度も変えたよ。結局、アルファルファペレットとチモシー乾草のミックスでうまくいった。
活動量に合わせた選び方
「競技馬と乗用馬でフォレージを変える必要ってあるの?」—もちろんあるよ。運動量が多い馬ほどエネルギー要求量が高い。例えば週5回調教する馬には、カロリーの高いアルファルファや、放牧草を積極的に取り入れよう。
実際、競技馬の多くはアルファルファ乾草を主食にしている。Alfalfaはタンパク質とエネルギーが豊富だから、筋肉の維持と回復に役立つ。でも同時に、カルシウムが多いので、運動量に応じてリンやマグネシウムのバランスも考えないといけない。僕の友達の馬は障害飛越競技をやっているけど、レース前はアルファルファ多め、オフシーズンはイネ科主体に切り替えている。一方、週末だけ乗るような愛馬には、基本はイネ科乾草で十分。カロリーを多く取りすぎると肥満になるから、むしろ低カロリーのチモシーを自由に食べさせて、必要なら少量のアルファルファを補うくらいでいい。また、活動量が少ないのに高カロリーのフォレージを続けると、代謝性疾患のリスクが高まる。だからこそ、馬のライフスタイルをよく観察して、フォレージを調整することが健康維持の秘訣だ。
フォレージの保存と取り扱いのコツ
乾草の保存方法
せっかく良い乾草を買っても、保存方法が悪ければ台無し。湿気とカビが大敵。直射日光も避けて、風通しの良い場所で保管しよう。
具体的には、乾草は地面から離してパレットの上に積むのが基本。コンクリートの上に直接置くと湿気を吸ってしまう。僕は牧場で使っているのが、屋根付きの倉庫で、壁に隙間を作って通気性を確保している。もし倉庫がない場合は、防水シートをかけるけど、シートが直接乾草に触れないように注意。結露でカビが発生しやすいからね。そして、古い乾草ほど栄養価が落ちる。収穫から半年以上経った乾草は、ビタミンが減ってしまう。だからできれば年に2回くらいのペースで買い替えるのが理想。でもコストの問題もあるから、買うときは収穫年の新しいものを選ぶようにしている。もしカビを見つけたら、その部分は使い捨てる。小型の馬でもカビを吸い込むと呼吸器に悪影響だから、絶対に与えないで。ちなみに、乾草を圧縮してラップで包んだ「ラップサイレージ」ってのもあるよね。あれは保存性が高いけど、開封後はすぐに使わないと酸化が進む。
キューブやペレットの取り扱い
キューブとペレットは乾草より保管がラク。密閉できる容器に入れて、湿気を避ければ長持ちする。でも、開封後はなるべく早く使い切るのが鉄則だ。
特にペレットは表面積が大きいから、湿気を吸ってすぐにカビたり固まったりする。僕は一度、ペレットを開けたままにしていたら、ダニが湧いてびっくりした経験がある。それ以来、使う分だけを取り出して袋をしっかり閉じるようにしている。また、キューブは硬いから水でふやかすのがおすすめだけど、ふやかしすぎると栄養が流出する。目安は30分~1時間。完全に柔らかくなるまで待つのがポイント。もし時間がないなら、さっと湯通ししてもいい。夏場はふやかしたものを放置すると腐るから、与える直前に準備しよう。高齢馬や歯の弱い馬には、ペレットをふやかしてペースト状にしてあげると食べやすい。うちの老馬はそれが大好き。少し熱めのお湯で溶くと香りが立って、食いつきがよくなるよ。でも、糖蜜入りのペレットは甘くなりすぎるから、嗜好性を上げたい時以外は避けたほうが無難だ。
自分の馬に合ったフォレージの選び方
獣医さんと相談しよう
「フォレージの種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…」そう思ったら、まずはかかりつけの獣医さんに相談しよう。プロの目で馬の状態を評価してもらうのが最短ルート。体重測定やボディコンディションスコア(BCS)のチェックをしてくれるよ。
獣医さんは馬の健康状態を総合的に判断してくれる。例えばクッシング病の疑いがあるなら、糖質の低いフォレージを勧めてくれる。また、血液検査で栄養状態を確認してくれることもある。僕は年に1回は必ず獣医さんに来てもらって、フォレージのアドバイスをもらっている。特に季節の変わり目は牧草の栄養が変わるから、そのタイミングで相談すると良い。獣医さんの話によると、多くの馬が実はフォレージ不足か過剰で、馬主が気づいていないケースが多いそうだ。自分では適量だと思っていても、実際にBCSを測ってみると「もう少し痩せさせた方がいい」とか「この馬、実は栄養不足だよ」って言われることもある。だからこそ、自己判断せずに専門家の意見を聞くのが一番。それと、獣医さんだけでなく、馬用栄養士や経験豊富な牧場主の意見も参考になる。いろんな人の話を聞いて、自分の馬に合ったバランスを見つけていこう。
コストパフォーマンスの考え方
フォレージにもお金がかかるから、予算を考えないといけないよね。一般的に、乾草はキューブやペレットより安い。放牧地があれば夏場はコストを大幅に節約できる。
具体的には、草主体の放牧ができる季節は、乾草の必要量が減ってかなりお得。でも放牧地の維持費(種まき、肥料、除草)もかかるから、トータルで考える必要がある。僕の牧場では、年間のフォレージコストを計算してみたら、乾草をメインにする方が意外と安く済んだ。それは放牧地の管理が大変で、結局プロに頼む費用がかさんだから。一方、キューブやペレットは乾草の2~3倍の値段がするけど、品質が一定だからロスが少ない。初めての人には扱いやすいかもしれない。ヘイレージは輸入物だと高くなるけど、国産のものもある。長期的に見れば、適切なフォレージを与えている方が病気のリスクが減って医療費を節約できる。つまり、安物の乾草でカビを与えて肺炎になったら元も子もない。だから、品質と価格のバランスをよく見極めてほしい。例えば、地元の農家から直接買うと中間マージンが省けて安い。僕は知り合いの農家から毎年、良いチモシーを格安で分けてもらっている。そういうネットワークを作るのも一つの手だよ。
馬の飼料(フォレージ)とは?
フォレージがなぜ大切なのか?
皆さん、愛馬に何を食べさせていますか?僕は最初、つい濃厚飼料ばかりに目が行きがちだったけど、ある獣医さんに「フォレージこそ食事の基本だよ」って言われてハッとしたんだ。フォレージって要するに草とか乾草とか、馬が本来食べるべき植物のこと。これがエネルギーの源であり、タンパク質やミネラル、ビタミン、そして食物繊維をたっぷり含んでいるんだよね。
馬の消化器官って、もともと一日中ずっと草を食べ続けるようにできている。胃の中では胃酸が絶えず分泌されているんだけど、この酸を中和するのにフォレージと唾液がすごく大事。フォレージをかむことで唾液が出て、胃酸のダメージから胃壁を守ってくれる。もしフォレージを長時間与えずにいると、胃酸が胃を傷つけて潰瘍の原因になることもあるんだ。だからこそ、僕たち人間もそうだけど馬には可能な限りいつでもフォレージを食べられる環境を整えてあげたい。例えば放牧地に出してあげるか、こまめに乾草を補充する。これって馬のストレス軽減にもつながるし、健康維持のカギなんだよね。ちなみに、うちの馬は放牧に出るともう夢中で草をはむはむ。見てるとこっちまで幸せな気分になるよ。
1日に必要なフォレージの量
じゃあ、具体的にどれくらいあげればいいの?体重の1~2%が目安って言われている。例えば体重450キロの馬なら、1日4.5~9キロのフォレージが必要って計算になる。これを守らないと栄養不足になったり、逆に太りすぎたりするから注意したい。
この数字はあくまでベースライン。運動量や年齢、健康状態によって変わってくる。例えば激しい競技をしている馬はもっとカロリーが必要になるし、逆にほとんど運動しないのんびり屋さんは少なめでOK。でもね、馬の消化のことを考えると、最低でも体重の1%は絶対に確保してほしい。僕の知り合いの牧場では、放牧が不十分な冬場に乾草をしっかり与えていなかったら、馬が痩せてしまって大変だった。そこから学んで、今では常にフォレージを切らさないようにしている。ちなみに、フォレージの量を測るのにキッチンスケールを使うと正確だよ。最初は面倒だけど、慣れると簡単だからぜひ試してみて。
5つのフォレージタイプを詳しく解説
Photos provided by pixabay
放牧(パスチャー)
放牧は馬にとって最も自然な食べ方。牧草地で好きなだけ草を食べられるのが理想的。健康的な牧草地なら、多くの馬に十分な栄養を供給できる。夏場は特に栄養価が高いから、放牧だけで済ませる人もいるよね。
でも、ただ放せばいいってもんじゃない。牧草地の管理が悪いと、栄養が少ないばかりか寄生虫が繁殖しやすくなる。それに、新鮮な草は糖質とでんぷんが多くて、太りやすい馬や蹄葉炎(ていようえん)のリスクがある馬には要注意。例えばクッシング病の馬には糖質の高い放牧は危険だから、制限が必要。僕の友達は放牧時間を1日2時間に制限して、残りは乾草を与えているよ。牧草の種類も重要で、イネ科主体の牧草地なら比較的安全だけど、クローバーが混ざっているとタンパク質が高くなる。自分の馬の状態を見ながら調整しよう。それと、放牧地には毒草が生えていないか定期的にチェックするのも忘れずに。もし不安なら、牧草の成分分析を依頼するのも手だ。
乾草(ヘイ)
乾草は一番ポピュラーなフォレージで、イネ科乾草とマメ科乾草に分かれる。イネ科(チモシーやオーチャードグラスなど)はカロリーが低めで、馬の主食としてそのまま使える。マメ科(アルファルファやクローバー)はタンパク質とカロリーが高いから、運動量の多い馬におすすめ。
イネ科乾草は、新鮮な牧草に含まれるビタミンやオメガ3脂肪酸が少ないのが欠点。でもその分、糖質が低いから太りやすい馬や代謝異常の馬にはぴったり。逆にアルファルファはカルシウムが多いから、成長期の若馬にはいいけど、老馬で腎臓が弱い場合は注意が必要。うちの馬は両方をブレンドしてあげているよ。まずベースにイネ科をたっぷり、プラスでアルファルファを少量。そうするとバランスが取れて、馬も喜んでいるみたい。乾草を選ぶときは、色が緑でいい香りがするもの、カビやほこりの少ないものが良質。においをかいでみて、かび臭いのは絶対に避けてね。栄養価はロットごとに違うから、できれば分析してもらうと安心だ。
キューブ
乾草を乾燥させて、細かく刻んで圧縮したのがキューブ。馬にあげるときは水でふやかして柔らかくする。アルファルファやチモシー、そのミックスタイプがあるよ。栄養価が一定で、計量もしやすいのがメリット。
キューブの最大の魅力はほこりが少ないこと。だから喘息みたいな呼吸器疾患のある馬には本当におすすめ。僕の知り合いの馬は重度のアレルギーがあって、普通の乾草だとせきが止まらなかったけど、キューブに変えたらすごく調子が良くなった。ただし欠点もあって、馬が早食いしがちってこと。早く食べ終わると、消化管が空っぽの時間ができてしまって、胃酸の問題が起きやすくなる。そこで、キューブだけにするのではなく、少量の長い乾草を一緒に与えるといい。そうすると食べる時間が延びて、馬も退屈しない。値段は普通の乾草より高いけど、品質の安定性を考えれば納得できる人も多いはず。
Photos provided by pixabay
放牧(パスチャー)
ペレットは乾草を粉砕して圧縮したもの。形はキューブより小さくて、粒状。チモシーかアルファルファが多いけど、ほかの牧草のブレンドもある。ラベルをよく読んでほしいのが、糖蜜(モラセス)が添加されている場合があるから。糖質を増やしたくない馬には要注意だよ。
ペレットのメリットはキューブと似ているけど、さらに細かいからふやかしやすく、高齢で歯の悪い馬にも食べやすい。でもやっぱり早食いになりがちだし、栄養が偏る可能性もある。特にアルファルファペレットはカロリーが高いから、太りすぎの馬に与えるときは量を調節してね。僕はペレットをトッピング的に使うことが多い。乾草の上に少し振りかけて食いつきを良くしたり、サプリメントを混ぜ込んだり。面白いのは、ペレットの種類によってはプロバイオティクスが入っているものもある。そこまでこだわるなら、メーカーに直接問い合わせて成分を確認するのも手だよ。
ヘイレージ
ヘイレージは水分の多い乾草を密閉して発酵させたもの。日本ではまだ馴染みが薄いけど、ヨーロッパでは普通に使われている。タンパク質や炭水化物、ミネラルの保持率が高いのが特徴。特に水分が多いので呼吸器に優しい。
ただし、取り扱いには要注意。密閉が不十分だとボツリヌス菌が繁殖するリスクがある。これはかなり危険で、一頭かかると致命的になることも。だからヘイレージを使うなら信頼できる業者から買って、開封後は早めに使い切る。僕の経験上、ヘイレージは夏場の湿度が高い時期に乾草がカビやすい問題を解決してくれる。でも値段が高いし、保存場所も必要。もし試してみたいなら、まずは少量から始めて、馬の反応を見ながら量を増やすのが安全。獣医さんに相談してから決めるのがおすすめだ。
フォレージの栄養価を徹底比較!
各フォレージの栄養成分表
フォレージの種類によって栄養価は全然違う。ここでざっくりした比較表を見てみよう。数字はあくまで目安で、実際の牧草は生育条件で変わるから注意してね。
| フォレージの種類 | 粗タンパク質(%) | 可消化エネルギー(Mcal/kg) | カルシウム(%) | 糖質(%) |
|---|---|---|---|---|
| イネ科乾草(チモシー) | 8~12 | 1.8~2.2 | 0.3~0.5 | 10~15 |
| アルファルファ乾草 | 15~20 | 2.2~2.6 | 1.2~1.5 | 8~12 |
| 放牧草(春) | 12~18 | 2.0~2.4 | 0.4~0.6 | 15~20(糖質高め) |
| アルファルファキューブ | 15~20 | 2.2~2.5 | 1.3~1.6 | 8~12 |
| チモシーペレット | 8~12 | 1.8~2.2 | 0.3~0.5 | 10~15 |
| ヘイレージ | 10~16 | 2.0~2.4 | 0.5~0.8 | 6~10(発酵で低め) |
この表、僕が参考にしているのはNRC(米国科学アカデミー)の馬の栄養要求量と、いくつかの大学の研究データだよ。例えばイネ科乾草のタンパク質は8~12%と言われているんだけど、実際に買った乾草を分析したら9.5%だったこともある。だから目安として捉えて、自分の馬に合わせて調整しよう。特に注目してほしいのが糖質の値。放牧草の糖質が20%近くになることもあって、これが蹄葉炎のリスクを高める。一方ヘイレージは発酵過程で糖が分解されるから比較的低糖質。ただ、カルシウムはアルファルファが圧倒的に高いから、成長期の馬にはいいけど、老馬の腎臓に負担をかけないように注意が必要だ。それと、同じアルファルファでも乾草とキューブで栄養が違うってわけじゃないけど、加工の過程で損失があるものもある。だからメーカーによってはビタミンを添加している商品もあるんだよね。表を参考に、自分の馬の状態に合ったフォレージを選んでみて。
Photos provided by pixabay
放牧(パスチャー)
「うちの馬は元気いっぱいだから、糖質の多い牧草でも大丈夫でしょ?」—いやいや、そんなことないんだ。実は糖質とでんぷんの多すぎるフォレージは、すべての馬にとってリスクがある。特に太りやすい馬や、内分泌系の病気を持つ馬は要注意。
糖質の摂りすぎが引き起こす問題として、インスリン抵抗性や蹄葉炎がよく知られている。例えばクッシング病の馬は、糖質代謝がうまくいかなくて、ちょっとした糖質の増加で蹄葉炎を発症する危険がある。僕の友達の馬もそれで苦しんだ。春の牧草が一番危ないから、放牧時間を短くして、代わりに低糖質のチモシー乾草をたっぷり与えるようにしたら、状態が改善した。また、でんぷんの消化は小腸で行われるけど、一度に大量に摂ると小腸で処理しきれず、大腸に流れて発酵してしまい、疝痛(腹痛)の原因になることも。だから、フォレージだけじゃなく、配合飼料も含めて全体のでんぷん量をコントロールしてほしい。一般的に、一回の食事でのでんぷんは体重1キロあたり1グラム以下が安全と言われている。計算が面倒なら、低糖質・低でんぷんのフォレージを選ぶのが手っ取り早い。例えばチモシー乾草やヘイレージは比較的安全。逆にアルファルファや放牧草の糖質は高めだから、与える量を調整しよう。
馬にとって最適なフォレージはどれ?
年齢ごとのおすすめ
子馬と老馬では必要な栄養が違うよね。生後2年くらいまでの若い馬は骨や筋肉を作るのにタンパク質とカルシウムが重要。だからアルファルファのようなマメ科乾草を中心に与えるといい。
例えば、離乳後の子馬には、アルファルファ乾草を少しずつ慣らしながら与える。成長が早い時期なので、タンパク質16%以上のフォレージが理想だ。一方、老馬は歯の状態や代謝が落ちていることが多い。僕の老馬はもう15歳で、噛む力が弱ってきたから、細かくカットしたアルファルファキューブをふやかしてあげている。普通の乾草だと食べるのに時間がかかりすぎて、エネルギー消費が大きくなるからね。でも老馬が太りやすい場合は、逆にカロリーを抑えたイネ科乾草がおすすめ。年齢だけでなく、体型スコア(BCS)も大事な指標。獣医さんに定期的に見てもらって、適切なフォレージを選んでほしい。冗談みたいだけど、うちの馬は若い頃は太り気味だったのに、老境に入ってから逆に痩せてきて、フォレージの種類を何度も変えたよ。結局、アルファルファペレットとチモシー乾草のミックスでうまくいった。
活動量に合わせた選び方
「競技馬と乗用馬でフォレージを変える必要ってあるの?」—もちろんあるよ。運動量が多い馬ほどエネルギー要求量が高い。例えば週5回調教する馬には、カロリーの高いアルファルファや、放牧草を積極的に取り入れよう。
実際、競技馬の多くはアルファルファ乾草を主食にしている。Alfalfaはタンパク質とエネルギーが豊富だから、筋肉の維持と回復に役立つ。でも同時に、カルシウムが多いので、運動量に応じてリンやマグネシウムのバランスも考えないといけない。僕の友達の馬は障害飛越競技をやっているけど、レース前はアルファルファ多め、オフシーズンはイネ科主体に切り替えている。一方、週末だけ乗るような愛馬には、基本はイネ科乾草で十分。カロリーを多く取りすぎると肥満になるから、むしろ低カロリーのチモシーを自由に食べさせて、必要なら少量のアルファルファを補うくらいでいい。また、活動量が少ないのに高カロリーのフォレージを続けると、代謝性疾患のリスクが高まる。だからこそ、馬のライフスタイルをよく観察して、フォレージを調整することが健康維持の秘訣だ。
フォレージの保存と取り扱いのコツ
乾草の保存方法
せっかく良い乾草を買っても、保存方法が悪ければ台無し。湿気とカビが大敵。直射日光も避けて、風通しの良い場所で保管しよう。
具体的には、乾草は地面から離してパレットの上に積むのが基本。コンクリートの上に直接置くと湿気を吸ってしまう。僕は牧場で使っているのが、屋根付きの倉庫で、壁に隙間を作って通気性を確保している。もし倉庫がない場合は、防水シートをかけるけど、シートが直接乾草に触れないように注意。結露でカビが発生しやすいからね。そして、古い乾草ほど栄養価が落ちる。収穫から半年以上経った乾草は、ビタミンが減ってしまう。だからできれば年に2回くらいのペースで買い替えるのが理想。でもコストの問題もあるから、買うときは収穫年の新しいものを選ぶようにしている。もしカビを見つけたら、その部分は使い捨てる。小型の馬でもカビを吸い込むと呼吸器に悪影響だから、絶対に与えないで。ちなみに、乾草を圧縮してラップで包んだ「ラップサイレージ」ってのもあるよね。あれは保存性が高いけど、開封後はすぐに使わないと酸化が進む。
キューブやペレットの取り扱い
キューブとペレットは乾草より保管がラク。密閉できる容器に入れて、湿気を避ければ長持ちする。でも、開封後はなるべく早く使い切るのが鉄則だ。
特にペレットは表面積が大きいから、湿気を吸ってすぐにカビたり固まったりする。僕は一度、ペレットを開けたままにしていたら、ダニが湧いてびっくりした経験がある。それ以来、使う分だけを取り出して袋をしっかり閉じるようにしている。また、キューブは硬いから水でふやかすのがおすすめだけど、ふやかしすぎると栄養が流出する。目安は30分~1時間。完全に柔らかくなるまで待つのがポイント。もし時間がないなら、さっと湯通ししてもいい。夏場はふやかしたものを放置すると腐るから、与える直前に準備しよう。高齢馬や歯の弱い馬には、ペレットをふやかしてペースト状にしてあげると食べやすい。うちの老馬はそれが大好き。少し熱めのお湯で溶くと香りが立って、食いつきがよくなるよ。でも、糖蜜入りのペレットは甘くなりすぎるから、嗜好性を上げたい時以外は避けたほうが無難だ。
自分の馬に合ったフォレージの選び方
獣医さんと相談しよう
「フォレージの種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…」そう思ったら、まずはかかりつけの獣医さんに相談しよう。プロの目で馬の状態を評価してもらうのが最短ルート。体重測定やボディコンディションスコア(BCS)のチェックをしてくれるよ。
獣医さんは馬の健康状態を総合的に判断してくれる。例えばクッシング病の疑いがあるなら、糖質の低いフォレージを勧めてくれる。また、血液検査で栄養状態を確認してくれることもある。僕は年に1回は必ず獣医さんに来てもらって、フォレージのアドバイスをもらっている。特に季節の変わり目は牧草の栄養が変わるから、そのタイミングで相談すると良い。獣医さんの話によると、多くの馬が実はフォレージ不足か過剰で、馬主が気づいていないケースが多いそうだ。自分では適量だと思っていても、実際にBCSを測ってみると「もう少し痩せさせた方がいい」とか「この馬、実は栄養不足だよ」って言われることもある。だからこそ、自己判断せずに専門家の意見を聞くのが一番。それと、獣医さんだけでなく、馬用栄養士や経験豊富な牧場主の意見も参考になる。いろんな人の話を聞いて、自分の馬に合ったバランスを見つけていこう。
コストパフォーマンスの考え方
フォレージにもお金がかかるから、予算を考えないといけないよね。一般的に、乾草はキューブやペレットより安い。放牧地があれば夏場はコストを大幅に節約できる。
具体的には、草主体の放牧ができる季節は、乾草の必要量が減ってかなりお得。でも放牧地の維持費(種まき、肥料、除草)もかかるから、トータルで考える必要がある。僕の牧場では、年間のフォレージコストを計算してみたら、乾草をメインにする方が意外と安く済んだ。それは放牧地の管理が大変で、結局プロに頼む費用がかさんだから。一方、キューブやペレットは乾草の2~3倍の値段がするけど、品質が一定だからロスが少ない。初めての人には扱いやすいかもしれない。ヘイレージは輸入物だと高くなるけど、国産のものもある。長期的に見れば、適切なフォレージを与えている方が病気のリスクが減って医療費を節約できる。つまり、安物の乾草でカビを与えて肺炎になったら元も子もない。だから、品質と価格のバランスをよく見極めてほしい。例えば、地元の農家から直接買うと中間マージンが省けて安い。僕は知り合いの農家から毎年、良いチモシーを格安で分けてもらっている。そういうネットワークを作るのも一つの手だよ。
E.g. :馬の飼養管理について
馬の食事は草だけ?餌の種類やあげ方を学ぼう
飼料安全法に関するQ&A - 農林水産省
配合飼料 | JRAファシリティーズ株式会社
成長中の馬 - 株式会社ホクチク
FAQs
Q: フォレージはなぜ馬にとってそんなに重要なの?
A: フォレージは馬の食事の基本で、馬の消化器官に合わせて設計されているんだ。まず、馬の胃は一日中胃酸を分泌し続けるけど、フォレージをかむことで唾液が出て胃酸を中和してくれる。もしフォレージが不足すると胃酸が胃壁を傷つけて、胃潰瘍のリスクが高まる。また、繊維質が腸内の善玉菌を増やして、消化をスムーズにする働きもある。僕たち人間で言うと、食物繊維を取らないと便秘になるのと同じだね。だから、放牧地で草をはんだり、乾草を常に食べられる環境を整えることが健康維持の鍵。特に、最低でも体重の1~2%のフォレージを毎日確保してほしい。うちの馬は放牧に出ると、もう夢中で草をはむはむ。見てると、馬が幸せそうで、僕も安心するんだ。獣医さんにも「フォレージをしっかり与えている馬は病気が少ない」って言われたよ。
Q: イネ科乾草とマメ科乾草、どちらを選べばいい?
A: 馬の状態によって使い分けるのがベストだ。イネ科乾草(チモシーやオーチャードグラス)はカロリーが低くて糖質も控えめだから、太りやすい馬や代謝異常の馬にぴったり。一方、マメ科乾草(アルファルファやクローバー)はタンパク質とカルシウムが豊富で、成長期の若馬や運動量の多い競技馬におすすめ。例えば、うちの若馬はアルファルファを少量与えて骨の発育をサポートしているけど、老馬は歯が弱いからふやかしたキューブを使っている。ただし、アルファルファはカロリーが高いから、肥満になりやすい馬には注意が必要。一般的には、イネ科を主食にして、必要に応じてマメ科を補うスタイルが安全。僕はチモシー乾草をベースに、調教の激しい日だけアルファルファを混ぜている。どちらを選ぶにしても、カビやほこりのない良質なものを選ぶのが鉄則だ。獣医さんに相談して、馬に合ったバランスを見つけてみて。
Q: 放牧草の糖質が心配…どのように管理すれば?
A: 放牧草は春や秋に糖質が20%近くまで上がることがあって、蹄葉炎のリスクを高める。だから、太りやすい馬やクッシング病の馬には放牧時間を制限するのがおすすめ。具体的には、1日2~4時間に抑えて、残りは低糖質のチモシー乾草を与える。僕の友達の牧場では、朝早くや夕方の糖質が低い時間帯だけ放牧しているよ。また、放牧地の草の種類も重要で、イネ科主体の牧草地なら比較的安全だけど、クローバーが混ざるとタンパク質が高くなる。もし心配なら、牧草の成分分析を依頼するのも手だ。うちでは年に一度分析して、糖質が高い時期は放牧を短縮している。それに、放牧地に毒草が生えていないかも定期的にチェックしよう。例えば、ドクゼリやトリカブトは致命的だ。もし放牧できない場合は、乾草やキューブで代替できる。馬の健康を守るために、糖質管理は軽視できないポイントだよ。
Q: 高齢馬にはどのフォレージがおすすめ?
A: 老馬は歯の状態や代謝が落ちているから、食べやすくて栄養価の高いフォレージを選ぶべきだ。具体的には、アルファルファキューブやペレットをふやかしたものがおすすめ。うちの15歳の馬は、歯がすり減って硬い乾草をうまく噛めないから、キューブを30分ほど水に浸して柔らかくしてあげている。これで栄養をしっかり摂れて、体重も維持できる。逆に、太りやすい老馬には低カロリーのチモシー乾草を選んで、量を調整する。また、ペレットをぬるま湯で溶いてペースト状にすると、さらに食べやすくなる。ただし、老馬は代謝が遅いから、タンパク質やカルシウムの過剰摂取に注意。特に腎臓が弱い馬には、アルファルファの与えすぎはよくない。獣医さんに定期的にBCS(ボディコンディションスコア)をチェックしてもらいながら、フォレージの種類や量を微調整しよう。僕の経験上、老馬はフォレージの変化に敏感だから、新しいものに切り替えるときは少しずつ混ぜていくのがコツだ。
Q: フォレージを選ぶときのコスパはどう考える?
A: コスパを考えるなら、品質と価格のバランスが大切。乾草は一般的にキューブやペレットより安いけど、品質がロットごとに違うから、カビやほこりのチェックが必要。僕は地元の農家から直接チモシー乾草を買っていて、中間マージンが省けて年間数万円節約できている。一方、キューブやペレットは値段が高いけど、栄養価が一定でロスが少ない。特に呼吸器疾患のある馬には、ほこりの少なさがコスパ以上の価値がある。ヘイレージは輸入物だと高くなるけど、国産なら意外と手頃な場合も。長期的に見れば、適切なフォレージを与えている方が病気のリスクが減って、獣医代を節約できる。例えば、安物の乾草でカビを吸い込んで肺炎になったら、治療費の方が高くつく。だから、僕は品質を優先して、年に1回はまとめ買いして割引してもらっている。予算が厳しいなら、放牧地を活用するのも手。夏場は放牧で乾草の消費を抑えられるよ。自分の馬の健康と予算の両方を考えて、最適な方法を見つけてほしい。










